Windows Virtual PC を入れてみてズッコケる

Win7に「XPモード」というのがあるが、要は仮想機械にXP(SP3)+統合機能を無料でインストールできる、というようなかんじ。
逆に言うと、XPのライセンスがあるなら、SP3にあげて統合機能をインストールすれば良いです。インストール方法は、マニュアル「仮想アプリケーションの公開と使用」参照。
同じなんだから、ここからは「XPモード」とはいわず「仮想機械」って言う。
仮想機械のUSBについてはどうもうまくないようなかんじですが、もうちょっと調べてみるとする。
「統合機能」によって、仮想機械にインストールしたプログラムがWin7に上げることができます。
また、スタートメニューから「すべてのプログラム」→「Windows Virtual PC」と開くと、「(仮想機械名) アプリケーション」というフォルダができてて、仮想機械側に入れているアプリケーションショートカットが見れたりもします。
これによって、実機と仮想機械とがシームレスにつながるのです。
…これはでも、なんてことはない、仮想機械で生成されたウィンドウをWin7側に上げているだけじゃないのかと。
…脱力するかんじだわ。CygwinでXサーバ上げて、どこかのBSD機にログインして、xterm動かしているのと、あんまり違わん。あ、FreeBSD試してないわ。
さらに言うと、仮想機械側にホスト機械のセキュリティ対策とかは食い込んでないと思う。個人的には、XPのスクリーンを出してしまった方が、仮想機械側を操作しているのかホスト側を操作しているのかが判別しやすいので、ヘンなことになりにくいのではないかという気もする。
…いや、必要なんですよ、たぶん。Win7じゃダメでXPならOK、というものを、とにもかくにも、動かせるんです。それと、XPでないと動かないソフトを使わない場合には、エミュレーションがカーネルにガッチリ食い込んでこないので、重くはなりにくいだろうと。そのあたりは歓迎します。
結局のところは、使わなくて良いなら使いたくないなあ、といったかんじ。