タイリングについてぼそっと

id:yellow_73:20090205のつづき。今度はconvivialさんに絡みついてみる。
http://convivial-web.com/blog/2009/02/wmsweb_map_service.html

ただ、タイリングにも問題点があって、世界中をGoogleMaps並みの縮尺でタイル画像を用意しようとすると、数百テラ単位でディスクが必要だったり、

Google Mapsとかのようなリクエスト数がひどい場合は違うでしょうけれども、そこまでユーザがいなさそうな場合には、タイリングでやるとキャッシュ機構がめちゃ単純になるところの方が重要になると推測してます。ディスクサイズが逼迫する前にキャッシュアウトさせればオッケーと。それこそ、あらゆるクライアント側でキャッシュしてくれたらいいんですけどね…。

世界中が一枚でつながる投影法を採用せざるをえなかったり、

Google Mapsの場合は世界規模でやっているので、日本ローカルとかだとまた違うでしょうし、III系ローカルとかでも出す場合は逆にIII系だけでやってしまうとかできるので、意外と解決できるかも知れない。また、キャッシュ機構の簡略化をメインにすえた場合には、それこそ参照系によって全く別個の空間と認識してキャッシュしてやるだけです。でも使い方によっては、ひどいことになるかも知れません。

レイヤを選べなかったり、

サービスごとに単一レイヤにして、返却される画像について透過を考えておけば、単純な重ね合わせで解決すると。これはWMSクライアントを使っているときにやっていますので、難しい話ではないかと。

レンダリングが固定されてしまったり、とGISな人には許しがたいような制約もいろいろとあったりするので、WMSにも生き残る道はちゃんとあるような気がしています。

これが私は大問題になるかと。「なんで特定の縮尺以外で表示すると汚い画像になるんだ!?」とか。ええ、クライアント側から見たら許せません。サーバ側から見たら「我慢しろ」ですが。なんて勝手な:-)
特にベクタからラスタにして返却する場合には、本当にひっかかりそうです。
あと、ラベルを使うと、タイルの範囲から外れる場合があって、タイルごとに独立してレンダリングすると、ラベルをぶった切ってくれたりするのがなんとも。