gdalをWindowsでビルド

標題通り。計算用の機械が他の仕事で動きが怪しくなっているため、Windows機でも仕事をさせたい。Windowsならosgeo4wを入れると早いのですが、osgeo4wのGDALは32ビットバイナリなので GDAL_CACHEMAX に2Gのカベがあります。そこで、64ビットバイナリを作りたい、と。

VC持ってたら、特に問題なくコンパイルできました。
http://trac.osgeo.org/gdal/wiki/BuildingOnWindows を参照。
ソースを展開したら、そのツリーのルートに移動。上述WikiのBasic Options節を参照しつつ、nmake.opt をゴニョゴニョする。

それから次を実行(64ビットバイナリの場合)。

call "C:\Program Files (x86)\Microsoft Visual Studio 10.0\VC\vcvarsall.bat" amd64

これによって、ローカルのコンパイル環境を反映してくれる…でよかったのかな。少なくともこれを実行しないと、パスを通しててもコンパイルできなかったりします。

インストールまで終えると、インストール先ディレクトリに bin, data, html ができます。

直感的に (gdal)\bin に Path を通す必要があるのは分かると思いますが、もうひとつ。

GDAL_DATA を (gdal)\data に設定します。そうしないと、EPSGコードリスト等のデータファイルが読めずに、GDAL_DATAを設定しろエラーが発生します。