open sourceはジュラ紀のものらしい

ふらっと http://d.hatena.ne.jp/yoichi_46/20090731/1249011753 にたどり着きました。
http://www.cadmaps.com/gisblog/?p=76# で、Geographerを"neo", "paleo", "jurassic" の年代に分類しようとしていますが、jurassicに"open source"が入っているとのこと。
また刺激的な。でも原文英語orz
必死に辞書を引いて(ああなんという英語力の無さよ)読んでみたけど、ちゃんと読めてない(ああなんという以下略)。
neoはGoogle Earth等、paleoはESRIさんのArc群、そしてjurassicに"open source"を割り当てています。
そのほかの列挙で注目すべきは、neo=Keynesian, paleo=Supply Side, jurassic=laissez faire 。これらは経済学の話です。
Keynesianはケインズ派。需要を喚起する方が供給を刺激するより重要と考える。
Supply Sideは、そのまんま「サプライサイド」と呼ばれてるらしくて、Wikipediaによると、減税等で生産部門への投資を刺激するような政策を打つと良いと考える派らしいです。レーガンの経済政策。
"laissez faire" というのは辞書で知ったんですが「レッセ・フェール」のことで、古典派。「なすにまかせる」ことで「見えない手」によって需給均衡に達するというもの。
なお、jurassicに挙げられているHooverさんは、大恐慌下で古典派を地で行って失敗して、F.ルーズベルトがneoに分類されているケインズ学派的政策をとりました。

これで見ると、open source をjurassicに入れるだなんて悪意そのものに見えるかも知れません。
いや、間違いじゃないんです。かのフーヴァー時代、すなわち大恐慌ショックがもろに来てた時代の「質素さ」では、レーガン時代のようには行きません。現に、機能面ではpaleoに挙げられたソフトの方がずっと良いわけです、カネさえあれば。
で、cadmapsさんが最後に書いてるんですね、左に行ってるjurassicと右に行ってるneoが出会うこともありえますよ、paleoの人には悪いんですが、と。
むしろ、この人、neoとjurassicとを出会わせたいと思ってるんじゃないかと。バーベキューをやったりしないといけないかも知れません。