モノクロ画像をGeoTIFFにしてみる

まず、2万分1地形図をスキャンして、GIMPで、グレースケールをモノクロにして、ごにょごにょやって、TIFFファイルを吐き出させました。
その後、SuperMapを使用して、Tiffファイルを取り込み、日本測地系の平面直角座標系でアフィン変換(ヘルマートじゃダメだった)をかけて、世界測地系の平面直角に投影変換(-146.336 , 506.832 , 680.254 をパラメータ指定)を行って、GeoTiffを出しました。
出てきたGeoTIFFは、ARGBだし、非圧縮だしで、ファイルサイズが大きくなってしまう。
gdalでどうにかできないか見ていくと、あった。

  • R,G,Bはこの場合同値のはずなので、とりあえずRだけで抜き出してみる。バンドは gdalinfo で確認したところ、RGBAの順なので、バンドIDは1ですね
  • ピクセルあたりのサイズはバイトにしたいと(1ビットで良いのですが)
  • 今回はサイズ的にセーフですが、BIGTIFF対応にもしたいと

そういう場合には、次のようにします。

gdal_translate -ot Byte -co COMPRESS=PACKBITS -co BIGTIFF=YES -b 1 [src.tif] [dst.tif]

89Mあった画像が、PACKBITSで59Mぐらいに。また、バンド縮小で4.5Mぐらいになりました。
あとは、gdaladdoでオーバビューを付けてやって、mapfileをごにょごにょやると…。2万分1地形図のWeb Map Serviceのできあがり。確かにQGISで食ってくれた。
でも、外には出せないので、モルモット機(外には晒していない)に入れてあるまでです。